理想と現実

医歯薬の募集は常に多いのですが、特に現在は医療関係者の働く環境についての問題も多いため、当初入職した病院を辞めて都市部で開業するか転職することも多いようです。
医師の他にも、看護師の転職率も高く、医療関係の転職率は全体的に高めといえるのではないでしょうか。
都市部の大学の医学部を卒業しその大学の医局で研修医をやり大学の医局に残った医師、もともと地方出身なので地元の大学の医学部に進みそこの大学の医局に残った医師達は自分達の職場をどう思っているのでしょう。
ある調査の結果によると、“就労時間に対する不満は?”という質問に対し「都市部の医師」は“無い”が30%、あるが45%、わからないが25%でした。「地方の医師」では、“無い”が37%、あるが39%、分からないが24%でした。
都市部の医師の3割、地方で約4割の医師が現在の就労時間に不満はないと答え、どちらも差はありませんが、やや都市部に比べ地方の方が就労時間に不満を持っていない医師が多いことが分かります。一方就労時間に不満のある医師は都市部の方が多いという結果が出ています。
また“患者さんとの関係は良好?”という質問には、都市部の医師で70%、地方の医師で68%といずれも良好と答えているところから十分なコミュニケーションは取れているということがうかがえます。
また別の“現在の職はどうか?転職は視野にあるか?”という質問には、都市部の医師は無いが33%、あるが39%、わからないが28%、地方の医師では無いが46%、あるが34%、わからないが20%という結果でした。地方の医師では半数近くの医師に不満はなく、このまま今の職場で働くことを考えており、都市部の医師の4割は転職を考えているということです。
それぞれ個人の考え方もありますが、若い時期には情熱をもって忙しい医師としての職務を全うしようと考え邁進していますが、やや状況が見えてくるにつれて“どうしてこんなに忙しく、休む暇さえないのか”“自分の考えていた医師の仕事ってこんなものか”と思う人も多くなり、自分の職場や自分の現在の位置いついて考えてしまうところあるようです。
そういう時、自分らしい生き方や考え方をしたいと転職する人も多いようで、常に募集も多くなってしまうところもあるのかもしれません。
医歯薬となり現実を自分の目で見、体で体験した時“自分の理想は?”と初めて考えるのかもしれないですね。

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